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もっとも安く購入できる「中古店」のメリットとデメリット

機械式腕時計は時間を知る役割だけでなく、宝飾品でもあるので、中古になると価値は高いが価格は安くなる。そのため、中古で購入する人も多い。注意点も複数あるが、そのあたりを理解したうえで中古品を選ぶのであれば問題ない。

もっとも安く購入できる「中古店」のメリットとデメリット

安く購入したいなら中古品という手も

衣類から家電、クルマまで、近年はさまざまな「中古」が売買されている。腕時計もそのひとつで、古くから市場は盛ん。未使用に近い美品もあれば傷だらけの商品もあるなど、品質状態にバラつきがあるが、珍しいモデルでない限りは原則新品よりも安くてお得だ。しかし、腕時計の知識が少ない初心者にとっては敷居が高い面もある。利用するときは保証や修理体制など、購入後のケアが充実している信頼できる店を選ぶことが重要だ。

「中古店」とは

中古品を取り扱っているのが中古店で、一般的な中古店といえば、質屋。近年の質屋は一見するとブランドショップに見えるものもあり、入りやすい雰囲気。他にも、リサイクルショップも中古店にあたる。

メリット

掘り出しモデルが見つかる可能性

発売当時に手に入らなかった珍しいパーツや、新品では到底買えなかった高額時計も中古市場に流通していて、現実的な相場で出回っていることが多々ある。かつて泣く泣く諦めた人気モデルを入手できるのは、中古店ならではのメリットのひとつ。

生産終了モデルを安く買える

新世代へのモデルチェンジにより、正規店や並行店からは消えてしまった旧型モデルを販売しており、狙っていた腕時計に出会える良い機会。しかもその大半は安くなっている可能性が高く、流通量の多い場合は希望の価格帯で見つかりやすい。

「中古店」のデメリット

スーパーコピー品混在の不安

海外やネットなどで販売されている本物そっくりに作られた腕時計、通称「スーパーコピー」が近年はびこっている。コピー品にはさまざまなモデルがあり、発売前の新作もあるらしい。質屋としては信用問題につながるため、過去には質店が間違えて買取ってしまった例もあり、中古として流通している可能性はゼロではない。

有名なのが、ロレックスのディープシーのスーパーコピー。2008年後期の本物発売から間もなく世に出回った。本物と見比べないと写真だけでは見分けがつきにくい。自動巻きムーブも搭載している。

「商品状態」「価格」「保証」のバラつきがあること

状態の有無や年式、付属品、珍しいポイントなどによって価値が異なるため、同じモデルでも価格設定が異なる。そのため理想に合った商品を見つけ出すのに販売店やモデルによっては時間がかかることがある。一切の保証が付かない場合もある。

まとめ

メリット
  • 掘り出しモデルが見つかる可能性
  • 生産終了モデルを安く買える
デメリット
  • スーパーコピー品混在の不安
  • 「商品状態」「価格」「保証」のバラつきがあること